競走馬の特徴について

馬にはそれぞれ脚質があります。
脚質とはその馬が得意とする走り方のことで、「逃げ」「先行」「差し」「追い込み」などがあります。レースのどこで力を発揮できるかや、競馬場ごとに強い脚質があります。

脚質を理解すれば、どのコースでどの馬が強いのか、どの馬が勝ちそうなのか予想に役立てることができます。
ここでは、逃げ、先行、差し、追い込み、それぞれの特徴と強味を紹介します。

Contents

逃げ馬

逃げ馬は、レース最初から先頭に立つ馬のことです。他の馬よりも前に出たい強気な馬や、集団の中では力を発揮できない馬がこのタイプになります。

最初からレースの先頭に立つためには、スタートがうまく他の馬よりも先に出ることができることと、一気に加速できるスピードが必要です。
強みは逃げ馬が自分だけしかいないレースで発揮されます。何頭も逃げ馬がいるレースでは、ハイペースになる馬も負担が増えます。逆に自分だけしか逃げ馬がいなければ、他の馬が力を出しにくい状況を作れる可能性があります。

先行馬

先行馬は、逃げ馬の後ろを走り、逃げ馬の体力が切れてきたところを狙って前に出ようとする馬のことです。
逃げ馬が多数存在する場合は、不利になってしまいます。しかし、逃げ馬がいなかったり、少なかったりするレースでは強みを発揮できます。他の馬が後方に固まっている場合は、自分のペースを保ちやすくなります。

差し馬

差し馬は、中団から後方を走り、第4コーナーあたりからスピードを出してくる馬のことです。

レース最初の方はスローペースで走って体力を温存し、第4コーナーあたりなら一気に加速をして先頭を狙います。しかし、先頭の馬が最後まで体力が残っていると不利になります。

強味を発揮できるのは、逃げ馬ばかりでハイペースになり、逃げ馬の体力が切れてきたときです。他の馬がばててきたところでも、差し馬の体力が残っていれば、一気に先頭に立てる可能性があります。

追い込み馬

追い込み馬は、レース最初の方は手段の最後の方を走り、最後の直線で一気に加速をする馬のことです。
スタート直後はスピードが出ない馬や、臆病で最初の方は力を発揮できない馬がこの方法を取ります。

最後で一気に順位を上げていく様子にファンがつくこともあります。
しかし、前方に多くの馬が固まり壁になってしまっていると、最後で追い込みをかけることができません。
追い込み馬の強みは、逃げ馬や先行馬の体力が切れてきたときに発揮されます。

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